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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻12号

1979年12月発行

文献概要

マスターしよう基本操作

遠心機の種類とその使い方

著者: 村上憲明1

所属機関: 1久保田商事(株)営業部

ページ範囲:P.991 - P.998

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 遠心機とは,遠心分離機,遠心沈殿機という名称の略称で遠心力(回転させることによって発生する力)を利用して,比重の異なる二つまたは三つ以上の液体あるいは液体と固体とを分離する装置である.このような物質を遠心機にかけて,地球の重力の1,000〜100,000倍の力を作用させると短時間での分離が可能となるのである.この分離作用を目的とする遠心機は,必要な物質を沈殿物として集める"濃縮"と,沈殿物になる不必要なものを取り除く"不純物除去"の二つの作用がある.この二つをどのようにして利用するか,それぞれの目的に応じて使い分けることになる.そして遠心機の性能をよく熟知して,目的に合った機種を選び,正しい使い方をすることが大切であろう.以下,いろいろな分類法があろうが,弊社製品を例にとり,検査室向けの各機種を紹介し,使い方についての若干の解説をする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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