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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻12号

1979年12月発行

文献概要

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血液学の課題

著者: 野本昭三1

所属機関: 1信州大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.1011 - P.1013

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 19歳の黒人女性が,急性盲腸炎の処置のために大学病院に入院した.彼女の入院時専用血液検査室での検査結果は,次のとおりであった.白血球数12.3×103/μl(正常値7.8±3),赤血球数5.27×106/μl(正常値4.8±0.6),ヘモグロビン12.19/dl(正常値14.8±2),ヘマトクリット38.1%(正常値42±5),MCV 72.0fl(正常値90±9),MCH 23.0pg(正常値29±2),MCHC 31.4%(正常値34±2).赤血球塗抹標本の検討:中等度の小赤血球症及び異型赤血球増多症,まれに標的赤血球,楕円赤血球の中等度増加,時折,低色素性赤血球がみられた.ヘモグロビンの電気泳動が,その患者の一般的な検討の一端として依頼された.彼女は,この検討のための検体収集以前に輸血されたことはない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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