文献詳細
文献概要
知っておきたい検査機器
ウェル型γシンチレーションカウンター
著者: 斎藤京子1
所属機関: 1虎の門病院中央放射線部
ページ範囲:P.1014 - P.1017
文献購入ページに移動 放射性同位元素(Radio isotope,以下RI)を利用して行う核医学検査において,現在一般に測定手段として用いられる放射線はγ線が主である.このγ線には種々の作用がある.その一つにγ線が物質を通過する際に,その物質をパルス的に発光させるという現象がある.この発光はシンチレーションと呼ばれ,この発光が顕著で透明な物質はシンチレーターとして活躍する.
ウェル型シンチレーションカウンター(図1)はNaI(Tl)という物質をシンチレーターとしてγ線を検出し,検体測定(in vitro検査)に使用される.シンチレーターの形がその名のとおりウェル型(well,井戸型)になっており,4π方向に放出される微弱なγ線を効率よく検出するからである(図2).
ウェル型シンチレーションカウンター(図1)はNaI(Tl)という物質をシンチレーターとしてγ線を検出し,検体測定(in vitro検査)に使用される.シンチレーターの形がその名のとおりウェル型(well,井戸型)になっており,4π方向に放出される微弱なγ線を効率よく検出するからである(図2).
掲載誌情報