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技術講座 細菌
尿の培養検査
著者: 神永陽一郎1
所属機関: 1横浜市立大学病院中央検査部
ページ範囲:P.146 - P.151
文献購入ページに移動 尿は臨床各科より細菌検査室に提出される各種材料の中では一番多く,我々の所でも総検体数に占める尿の割合は例年30〜40%であるが,多い施設では50%に至る所もあると言われ,最も頻繁に扱われる検体である.したがって,尿路感染症は日常ありふれた感染症で,細菌感染症の中でも最も発生頻度の高い疾患の一つと考えられる.
尿の細菌検査は,主として尿路すなわち上部尿路である腎,尿管及び下部尿路である膀胱,尿道などにおける感染症の診断,治療上不可欠のことであり,それには尿中からの菌分離とともに尿中細菌の定量培養がなされる.
尿の細菌検査は,主として尿路すなわち上部尿路である腎,尿管及び下部尿路である膀胱,尿道などにおける感染症の診断,治療上不可欠のことであり,それには尿中からの菌分離とともに尿中細菌の定量培養がなされる.
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