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最近の検査技術
リムラステスト
著者: 水野章12 由良二郎1 柴田清人34
所属機関: 1名古屋市立大学第1外科 2多治見市民病院外科 3名古屋市立大学 4多治見市民病院
ページ範囲:P.167 - P.171
文献購入ページに移動エンドトキシン血症(以下エンドトキセミアと称す)は1950年ごろより注目されてきたが,流血中のエンドトキシンを証明する適切な方法がなかったため,それは菌血症と一括して敗血症として扱われてきた.かつては鶏胚試験,エピネフリン皮膚試験1)が用いられたが,いずれも反応の特異性,検出精度に問題を残し,簡便でないことが臨床検査として不向きであった.1970年Levinらによって発見,研究されたリムラス(Limulus)法は非常に鋭敏で簡便なバイオアッセイ法として認められ,以後,クロット蛋白定量法,ラジオイムノアッセイ法なども開発されたが,これらのうち最も信頼できる検査法として今日の臨床的応用に役立っている.
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