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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻2号

1979年02月発行

読んでみませんか英文雑誌

臨床検査室におけるγ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GTP)(測定)のカイネティック用手法の適用(続)

著者: 野本昭三1

所属機関: 1信州大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.172 - P.175

文献概要

 血清γ-GTPは,骨の病気では,骨に(癌の)転移がない場合には上昇しないし,正常な青春期や妊娠でアルカリホスファターゼなどの酵素が上昇しているようなときも上昇しない.であるから,γ-GTPは骨の病気があって,GOT,LDH,アルカリホスファターゼの活性が上昇している症例から,肝胆管系及び膵の疾患を区別するのに役立つであろう.γ-GTPは肝胆管系疾患及びアルコール性肝疾患ではビリルビン,GOT,GPTに先立って上昇するので診断的有用性が高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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