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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻3号

1979年03月発行

技術講座 生化学

GOT,GPTの定量法

著者: 深田靖彦12

所属機関: 1松江赤十字病院第1検査課 2鳥取大学生化学教室

ページ範囲:P.214 - P.220

文献概要

 アミノ酸のアミノ基とα-ケト酸のα-ケト基とが交換される,脱アミノ化もしくはアミノ化の結合様式をtransaminationと言うが,この反応を触媒する酵素をトランスアミナーゼと言う(図1).本酵素は1937年にA. Braunsteinらによってハト心筋中から見いだされた.また臨床的に注目されだしたのは,それから20年ほど経てからである.すなわち1954〜1955年にかけて,Ladue,Wroblewski,Karmenらが,急性心筋梗塞症及び肝細胞障害時に著増し,その後急速に消失することをレポートして以来,突如として重要視されてきた.この出来事が,現在の臨床酵素化学の隆盛の発端となったことは周知のとおりである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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