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病気のはなし
脂肪肝
著者: 鈴木宏1
所属機関: 1東京大学第1内科
ページ範囲:P.280 - P.285
文献購入ページに移動 脂肪肝は肝細胞内に中性脂肪(ほとんどの場合トリグリセライド)が蓄積した状態である,通常は肝生検(あるいは肝剖検)の組織標本で,中拡大の顕微鏡下で1視野に見られる肝細胞の半数以上に脂肪滴の見られる場合に脂肪肝と呼んでいる.それ以下の場合には脂肪化(fatty metamorphosis)あるいは脂肪浸潤(fatty infiltration)と呼んでいる.一般に脂質含有量が乾燥重量の約10%以上になると組織学的に脂肪滴として認められるようになる.
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