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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻4号

1979年04月発行

文献概要

マスターしよう基本操作

真菌検査法

著者: 小林種一1

所属機関: 1国立大阪病院臨床検査

ページ範囲:P.327 - P.334

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臨床検査室で微生物検査に携わっている者は,真菌類に考慮を払わないで作業を行うわけにはいかない.細菌の培養を目的として,血液寒天やTGC培地を用いると,それに真菌が発育してくることがある.喀痰,尿,腟分泌物などは,真菌類の混入の多い材料である.例え細菌検索の目的で提出された材料であっても,思わぬ病原真菌を検出することもある.したがって真菌検査の要領を会得しておくことは大切である.
ここでは,趾間白癬や爪白癬の原因となる皮膚糸状菌を中心にして,直菌検査の大要について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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