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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻5号

1979年05月発行

文献概要

技術講座 生化学

ナトリウム,カリウムの定量法

著者: 佐野紀代子1

所属機関: 1東京医科歯科大学附属病院検査部

ページ範囲:P.385 - P.391

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 体液中のナトリウム(Na),カリウム(K)は,共通の生理機能として水の分布,浸透圧の調節,酸塩基平衡の維持をつかさどっている.そのうえKには,筋収縮,神経伝達に重要な役割を演じている.このようにNa,Kの濃度は生体が営む様々な機能を反映するため,日常検査において,血清中のNa,Kが高頻度に測定される理由である.その測定には特に次のことが要求される.
 (1)信頼度の高いデータNa,Kの正常範囲が極めて狭い.正常値の上下限の15%を外れると生存不可能な濃度となる.(2)測定の迅速性

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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