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技術講座 生化学
ナトリウム,カリウムの定量法
著者: 佐野紀代子1
所属機関: 1東京医科歯科大学附属病院検査部
ページ範囲:P.385 - P.391
文献購入ページに移動 体液中のナトリウム(Na),カリウム(K)は,共通の生理機能として水の分布,浸透圧の調節,酸塩基平衡の維持をつかさどっている.そのうえKには,筋収縮,神経伝達に重要な役割を演じている.このようにNa,Kの濃度は生体が営む様々な機能を反映するため,日常検査において,血清中のNa,Kが高頻度に測定される理由である.その測定には特に次のことが要求される.
(1)信頼度の高いデータNa,Kの正常範囲が極めて狭い.正常値の上下限の15%を外れると生存不可能な濃度となる.(2)測定の迅速性
(1)信頼度の高いデータNa,Kの正常範囲が極めて狭い.正常値の上下限の15%を外れると生存不可能な濃度となる.(2)測定の迅速性
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