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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻5号

1979年05月発行

文献概要

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露点と凝固点による浸透圧測定の比較

著者: 野本昭三1 D.E.Mercier R.D.Feld D.L.Witte

所属機関: 1信州大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.426 - P.428

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 32の透明な血清と23の尿の浸透圧を露点と凝固点浸透圧計で計った.得られた回帰方程式は,露点=0.96×凝固点+7.6で,相関係数は0.99であった.両法によって分析された32の透明な血清の平均値に有意の差はなかったが,14の乳び血清では,露点法の平均が291.6,凝固点法の平均が284.1と露点値が高かった.正常プール血清による日差変動のCVは,凝固点計で1.04,露点計で2.38となった.結果は露点法では乳び血清で注意して用いられるべきことを示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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