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技術講座 細菌
便の培養検査
著者: 佐久一枝1
所属機関: 1東京都立駒込病院臨床検査科細菌検査室
ページ範囲:P.484 - P.489
文献購入ページに移動 腸管疾患に際して,その腸管内には多数の細菌が存在している.この小文の目的はこの中から胃腸炎や食中毒の病原菌を分離,同定する方法を分かりやすく記すことである.
腸管の伝染病が化学療法により著しく減少した現在では,臨床細菌検査室に届けられる"便"は特定の菌を目的として検査するのではないことが多い.下痢症の原因となる菌種としては,Salmonella,Shigella,Yersinia,病原大腸菌,Vibrio cholerae,Vibrio parahaemolyticus,Bacillus cereusをはじめとしてClostridium,Staphylococcus,Strepto,faecalisなども下痢の原因菌となることが多いので,これらを念頭に置いて検査を進めなければならない.
腸管の伝染病が化学療法により著しく減少した現在では,臨床細菌検査室に届けられる"便"は特定の菌を目的として検査するのではないことが多い.下痢症の原因となる菌種としては,Salmonella,Shigella,Yersinia,病原大腸菌,Vibrio cholerae,Vibrio parahaemolyticus,Bacillus cereusをはじめとしてClostridium,Staphylococcus,Strepto,faecalisなども下痢の原因菌となることが多いので,これらを念頭に置いて検査を進めなければならない.
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