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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻6号

1979年06月発行

文献概要

技術講座 細菌

便の培養検査

著者: 佐久一枝1

所属機関: 1東京都立駒込病院臨床検査科細菌検査室

ページ範囲:P.484 - P.489

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 腸管疾患に際して,その腸管内には多数の細菌が存在している.この小文の目的はこの中から胃腸炎や食中毒の病原菌を分離,同定する方法を分かりやすく記すことである.
 腸管の伝染病が化学療法により著しく減少した現在では,臨床細菌検査室に届けられる"便"は特定の菌を目的として検査するのではないことが多い.下痢症の原因となる菌種としては,Salmonella,Shigella,Yersinia,病原大腸菌,Vibrio cholerae,Vibrio parahaemolyticus,Bacillus cereusをはじめとしてClostridium,Staphylococcus,Strepto,faecalisなども下痢の原因菌となることが多いので,これらを念頭に置いて検査を進めなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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