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最近の検査技術
血小板拡張能
著者: 塚原敏弘1 牧一正1
所属機関: 1東邦大学第1内科
ページ範囲:P.507 - P.516
文献購入ページに移動 血小板拡張能(Die Ausbreitungsfahigkeit der Thrombocyten,Platelet spread ability)は血小板の粘着と拡張を形態学的に測定するもので,Marx(1960),Breddin(1965)により開発された検査法である.本法はプラスチックスライドもしくはシリコン処理ガラススライド上での粘着血小板の形態変化を光学顕微鏡で観察するもので,血小板の形態と機能を兼ね合わせ測定しうる興味ある検査法である.この血小板拡張能についてBreddin原法及び筆者らの改良判定法と臨床成績について述べる.
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