文献詳細
おかしな検査データ
文献概要
色素を用いるアルブミンの定量には,主にBCG法が日常検査に広く用いられている.しかし本法ではアルブミン以外にαやβグロブリンとも反応がみられることから,アルブミンに対してより高い特異性を有するBCP法が正確度の点で優れていると言われる.日立716形自動分析器の導入に際して,従来日立400形自動分析器でのBCG法(仁科ら,1974)から特異性を考慮してBCP法(Louderbackら,1968)に切り替えた.ところがBCG法との相関で一律約20%低値が得られ,更に,これらはいくつかのグループ分けができるなど検体の種類によって低さの度合が異なってみられた(図1).
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