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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻8号

1979年08月発行

文献概要

最近の検査技術

抗体を用いたアイソザイムの分析—アルカリホスファターゼを例として

著者: 飯野四郎1

所属機関: 1東京大学第1内科

ページ範囲:P.636 - P.642

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 遺伝支配の異なる数種類の酵素が,ある同一基質を分解する場合,すなわち,アミノ酸の配列を異にしたいくつかの酵素が,ある基質を分解する場合に,真の意味でのアイソザイムと呼ぶわけであるが,一般的にはかなり広義に使用されており,何らかの方法により,同一基質に作用する酵素が分離できればアイソザイムの名称が使われている.
 アイソザイム分析に抗体の使用が可能な条件としては,各アイソザイム間で抗原性が異なることが,当然のこととして,第1に必要である.この条件を満たす場合,恐らくは真の意味でのアイソザイムであるか,あるいはそれに近いことが推察される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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