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文献詳細

雑誌文献

検査と技術7巻8号

1979年08月発行

文献概要

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プロトロンビン時間のコントロールに患者プール血漿の使用

著者: 野本昭三1

所属機関: 1信州大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.659 - P.661

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 プロトロンビン時間異常の患者のプール血漿5種と,市販の異常プロトロンビン時間のコントロール血漿7種を比較した.それぞれ,分注されている患者血清と個々にバイアル入りになっている市販品について8日から51日にわたって,フィブロメーターを用いて,プロトロンビン時間試験を行った.プール血漿は市販コントロール血漿に比べて,より優れた再現性を示し,一般にCVが低く,かつより直接的に患者集団を反映する強みを示した.ほとんどすべての試料が,この検討期間中に,凝固時間の平均値で上昇が認められたが,その上昇の原因については明らかではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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