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病気のはなし
遺伝性球状赤血球症
著者: 赤塚順一1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学小児科
ページ範囲:P.708 - P.714
文献購入ページに移動 遺伝性球状赤血球症(hereditary spherocytosis;以下HSと略す)は,末梢血塗抹標本で球状赤血球(写真1)が出現する先天性溶血性貧血であり常染色体優性遺伝する疾患である.
本症の赤血球の浸透圧脆弱性(以下OsFと略す)が亢進していることは,70年も前から既に気づかれていたことであるが,本症の診断あるいは溶血機序を解明するうえでも重要な所見である.
本症の赤血球の浸透圧脆弱性(以下OsFと略す)が亢進していることは,70年も前から既に気づかれていたことであるが,本症の診断あるいは溶血機序を解明するうえでも重要な所見である.
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