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技術講座 血液
血色素量の定量法
著者: 大竹順子1
所属機関: 1順天堂大学病院中央検査部
ページ範囲:P.737 - P.741
文献購入ページに移動 赤血球中のヘモグロビンには次のようにいろいろな種類がある.HbO2-オキシヘモグロビン,Hbred-還元ヘモグロビン,HbCO-一酸化炭素ヘモグロビン,Hi(MHb)-メトヘモグロビン,SHb-スルホヘモグロビン.これらを特定の化学構造を持つヘモグロビンまたはヘモグロビン誘導体に変化させて測定するのが化学的定量法である.日常広く行われているのは赤血球中のヘモグロビン(以下Hb)をシアンメトヘモグロビン(HiCN,MHbCN)に変化させて測定する方法と,Hbを塩酸ヘマチンに変化させ測定する方法である.そして前者は精度が高く簡便で国際標準法とされシアンメトヘモグロビン(シアンヘミグロビン)法と呼ばれている.
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