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文献詳細

雑誌文献

検査と技術8巻1号

1980年01月発行

文献概要

技術講座 生化学

尿酸の定量法

著者: 蘒原佐千子1

所属機関: 1慶応義塾大学病院中央臨床検査部臨床化学

ページ範囲:P.29 - P.35

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 尿酸はヒトにおけるプリン体の最終代謝産物である.その大部分は肝臓で生成され,主に血液中から腎を経て尿中に排泄される.
 一方,体液中濃度が一定以上になると,痛風と呼ばれる疾患となる.また腎機能障害による排泄の低下により,尿素窒素,クレアチニンなどと同様に血中濃度が上昇する,また核酸代謝の亢進する白血病,悪性腫瘍などにおいても増加がみられる.近年,検査室における分析方法の自動化,試料の微量化,分析精度の向上ともあいまって,診断治療の指針として検査の需要が増大してきている検査項目の一つである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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