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おかしな検査データ
γ-グロブリン量の違いによるα-フェトプロテイン値
著者: 高橋和男1 大場操児1
所属機関: 1獨協医科大学病院中央臨床検査科
ページ範囲:P.56 - P.57
文献購入ページに移動 癌胎児性蛋白(carcinoenbryonic protein)による,癌診断の指標の一つとしてα-フェトプロテイン(AFP)が利用されているのは衆知のとおりである.そして現在も免疫反応,赤血球凝集反応による測定法が行われているが,1971年にラジオイムノアッセイ(RIA)法が開発され,測定感度,定量性など,ほぼ満足すべきものと思われていたが,今回,2抗体(DA)法をポリエチレングリコール(PEG)法に切り換えうるかを検討したところ,検体によっては両測定結果に,大きな離反を招いたため,その原因を追求した結果を紹介する.
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