文献詳細
文献概要
コーヒーブレイク
医療の近代化
著者:
所属機関:
ページ範囲:P.838 - P.838
文献購入ページに移動このような時代になってくると,細菌検査が実地医療の中で大きな役割を占めていた時代は去って,中央診療システムが必要となり医療近代化が迫られる.つまり総合的な検査室,手術室,X線診断室,滅菌消毒室,医学写真室,リハビリテーションなどの病院全体の共同利用施設として必要になった.新しい検査機器,それを扱う技術なども高度になり,各科がもつ小さな検査室では設備や技術の点でもとても追いつかなくなったことも原因として挙げられる,このように機運が熟し,多くの先駆者の苦心もあって,昭和30年代になると続々と中央検査室が作られるようになった.現在はこの医療の近代化は広く一般の人にも理解されるようになり,このようなパラメジカルの業務に従事するための人たちも数多くなり,その歴史も4分の1世紀になる.
掲載誌情報