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文献詳細

雑誌文献

検査と技術8巻11号

1980年11月発行

文献概要

技術講座 血液

線溶試験

著者: 相賀静子1

所属機関: 1国立病院医療センター臨床検査科

ページ範囲:P.908 - P.911

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 線維素溶解現象とはフィブリン及びフィブリノゲンが水解酵素であるプラスミンによって分解されて起こる現象を言う.
 通常プラスミンは血液中には不活性な前段階のプラスミノゲンという物質で存在している.また血液中にはプラスミンの増加を防ぐ抗プラスミンが存在し,両者のバランスが保たれている.しかし,炎症やショック,悪性腫瘍など,病的にこのバランスが破れてプラスミンの活性が増えると,線維素溶解亢進になって出血傾向が現われてくる(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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