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技術講座 一般
尿沈渣染色法
著者: 藤林敏宏1 高橋繁夫
所属機関: 1大阪府立成人病センター腎病態生理研究室
ページ範囲:P.1013 - P.1020
文献購入ページに移動 従来から尿沈渣の鏡検は,無染色標本を暗視野で行うのが一般的とされてきた.しかし暗視野で無染色標本の鏡検では,目が疲れやすく,沈渣成分の見落としや誤認を犯したり,せっかく見付けた有形成分も不正確な分類とあいまいな数量的表製によって,鏡検成績から腎の病変部位,重症度及び病勢などの情報が的確に把握されな恨みがある,これらの欠点を補うために各種沈渣成分を美しく染めあげたり,特異な反応性により判別しやすくするいろいろな染色法が報告されている.ここでは各種染色法についてその実施手技について述べるとともに,ルーチン検査として役立つ染色法について詳述することにした.
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