文献詳細
文献概要
知っておきたい検査機器
微量試料測定装置—ギルフォードステイサーIII分光光度計
著者: 桑克彦1
所属機関: 1虎の門病院臨床化学
ページ範囲:P.1033 - P.1037
文献購入ページに移動 臨床化学分析の大部分は吸光光度法によるが,なかでも微量試料の測定には,用いる分光光度計に検出感度の高い,精密型の条件が必要になる.また酵素活性の測定に際しても,特に反応温度の正確度あるいは精密度が要求されてくる.
最近,抗てんかん剤やCEAの定量に,酵素免疫測定法が広く用いられるようになり,これらの比色定量に高性能の微量試料測定装置が使われている.ここでは,米国のUllmanらにより開発された,EMIT(enzyme multiplied immunoassaytechnique)と言う名称で発売(Syva社,第一化学薬品扱い)されている抗てんかん剤定量などに用いられているGilford社のステイサー(Stasar)III分光光度計(日科機扱い)を例にとり,その定量用システムも含めて微量試料測定装置としての性能を中心に,性能検定の自験例と併わせて解説する.
最近,抗てんかん剤やCEAの定量に,酵素免疫測定法が広く用いられるようになり,これらの比色定量に高性能の微量試料測定装置が使われている.ここでは,米国のUllmanらにより開発された,EMIT(enzyme multiplied immunoassaytechnique)と言う名称で発売(Syva社,第一化学薬品扱い)されている抗てんかん剤定量などに用いられているGilford社のステイサー(Stasar)III分光光度計(日科機扱い)を例にとり,その定量用システムも含めて微量試料測定装置としての性能を中心に,性能検定の自験例と併わせて解説する.
掲載誌情報