文献詳細
文献概要
トピックス
クリプトコックス症の血清学的診断
著者: 浦野順文1
所属機関: 1東大病院病理部
ページ範囲:P.141 - P.141
文献購入ページに移動 真菌症の血清学的診断は必ずしも容易ではない.真菌症は白血病や悪性リンパ腫で抗腫瘍剤による治療のための免疫低下状態の患者に発症する.
クリプトコックス症は肺及び髄膜に好発する.喀痰や脳脊髄液中よりCryptococcusを同定したときは治療のためには遅きに失するきらいがある.この致死的なクリプトコックス症は剖検で初めて見いだされることもある.白血病や悪性リンパ腫のこれら合併症を防ぐうえからも血清学的診断は重要である.
クリプトコックス症は肺及び髄膜に好発する.喀痰や脳脊髄液中よりCryptococcusを同定したときは治療のためには遅きに失するきらいがある.この致死的なクリプトコックス症は剖検で初めて見いだされることもある.白血病や悪性リンパ腫のこれら合併症を防ぐうえからも血清学的診断は重要である.
掲載誌情報