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文献詳細

雑誌文献

検査と技術8巻2号

1980年02月発行

文献概要

マスターしよう基本操作

ピペットの操作法

著者: 春日誠次1

所属機関: 1関東逓信病院生化学検査科部

ページ範囲:P.161 - P.168

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 ピペットは言うまでもなく,一定量の液体を計り取ろうとするのに使われるがその計り取りには目的がはっきりしているはずである.すなわちどのくらいの量を,どの程度の正しさをもってということである.
 検査操作には何回かのピペッティングが含まれているので,その1回ごとに起こる誤差が相加され,それによって最後の測定値の正しさが影響を受けることとなる.だからと言って,正しさを重んじるために時間がどれだけかかってもよいということは,臨床検査の場合許されない状況にある.逆に時間が短いことが先行して正しさが失われてしまっては意味がない.ここに"正しさ"と述べたが,これには二つの意味がある.一つは計り取った液体量の絶対値がどれだけ表示された量に近いかという正確度のことであり,他の一つは繰り返して計り取ったときに,それらがどのくらい一定しているかという精度のことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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