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文献概要
検査法の基礎理論 なぜこうなるの?
消毒薬の評価法
著者: 五島瑳智子1 辻明良1
所属機関: 1東邦大学微生物学教室
ページ範囲:P.200 - P.206
文献購入ページに移動 消毒薬を評価する場合,用途によって種々のチェックポイントが考えられる.医療施設で常用されるものでは,刺激性,臭い,金属腐蝕性の有無などが価評の対象となるが,最も重要なのが殺菌作用であることは言うまでもない.しかし,器具の洗浄や手洗いなどを行う場合,機械的な除菌効果と殺菌効果との区別はつけ難い.消毒薬の主たる作用は殺菌作用であり,これが十分な効果を示さないものでは,除菌効果はあっても,殺菌されないため,使用法によっては感染防止の目的を達することができない.
本稿では,消毒薬の評価法として,殺菌作用に焦点を絞り,各種測定法における問題点を記し,基本的な測定条件の設定,殺菌効果への影響因子などについて記述する.
本稿では,消毒薬の評価法として,殺菌作用に焦点を絞り,各種測定法における問題点を記し,基本的な測定条件の設定,殺菌効果への影響因子などについて記述する.
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