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文献詳細

雑誌文献

検査と技術8巻3号

1980年03月発行

文献概要

検査法の基礎理論 なぜこうなるの?

消毒薬の評価法

著者: 五島瑳智子1 辻明良1

所属機関: 1東邦大学微生物学教室

ページ範囲:P.200 - P.206

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 消毒薬を評価する場合,用途によって種々のチェックポイントが考えられる.医療施設で常用されるものでは,刺激性,臭い,金属腐蝕性の有無などが価評の対象となるが,最も重要なのが殺菌作用であることは言うまでもない.しかし,器具の洗浄や手洗いなどを行う場合,機械的な除菌効果と殺菌効果との区別はつけ難い.消毒薬の主たる作用は殺菌作用であり,これが十分な効果を示さないものでは,除菌効果はあっても,殺菌されないため,使用法によっては感染防止の目的を達することができない.
 本稿では,消毒薬の評価法として,殺菌作用に焦点を絞り,各種測定法における問題点を記し,基本的な測定条件の設定,殺菌効果への影響因子などについて記述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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