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文献詳細

雑誌文献

検査と技術8巻3号

1980年03月発行

文献概要

知っておきたい検査機器

Lactate Analyzer

著者: 戸谷誠之1

所属機関: 1国立小児病院研究検査科臨床化学

ページ範囲:P.262 - P.265

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 血中乳酸値の測定は乳酸脱水素酵素(LDH)による酵素法が一般化している.しかし,この方法ではメタリン酸による検体前処理やその後の酵素反応と手間や時間が必要である.ところが,乳酸値の臨床的必要性は重症の心肺不全,ショック,酸塩基平衡障害を伴った病態と緊急検査ならびにベッドサイド検査としてのものである.この点では従来の測定法では十分な目的が達せられなかった.
 Williamsら1)及びRacineら2)により報告され実用化に至った乳酸専用測定装置Lactate Analyzerは,採血後全血検体を用いて数分以内に測定を完了する装置である.ここでは現在実用化されているRoche Model 640 Lactate Analyzerを中心に解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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