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文献詳細

雑誌文献

検査と技術8巻3号

1980年03月発行

文献概要

おかしな検査データ

異常高値を示した血清トリグリセライド値—頭蓋内圧亢進・浮腫治療剤の酵素法への干渉

著者: 佐々木禎一1 小池道雄2

所属機関: 1札幌医科大学病院中央検査部 2札幌・大給臨床検査センター

ページ範囲:P.270 - P.271

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 先日,北海道の臨床化学分析談話会で"最近のトリグリセライド(以下TG)の測定法,特に酵素を用いる測定法の評価"について討議が行われたが,その席上筆者の一人から,TGが測定不能なくらい異常高値を示した例が紹介された.当日のゲスト演者であった川出真坂教授(岐阜大)を中心に,出席者間でその原因を追って意見が交わされ,その後医薬メーカー側の協力もあり,それが脳外科領域で使用された頭蓋内圧亢進・浮腫治療剤による薬剤干渉であることが判明した.その原因解明の手掛かりの概要を紹介してみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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