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文献詳細

雑誌文献

検査と技術8巻5号

1980年05月発行

文献概要

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臨床検査室で利用しうる緑膿菌のピオシン型別分類法

著者: 猪狩淳1 W.J.Barmes P.S.Gitta

所属機関: 1順天堂大学臨床病理

ページ範囲:P.409 - P.411

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 緒言—保育室や熱傷,内科,外科の各病棟での病院内緑膿菌感染症の重要性は病院職員,特に感染予防計画や疫学的調査に携わる人たちにより認められている.病院内には型(タイプ)の異なる種々の緑膿菌が生育しており,そのため(感染に)関連のある菌株とその臨床的あるいは疫学的問題に焦点を当てて検討するためにこれらの(異なるタイプの)菌株を確認する必要がある.現在は緑膿菌の異なる菌株を確認する方法には四つの一般的に認められた方法がある.すなわち,血清型別法,抗生剤に対する感受性による方法,ピオシン型別法とファージ型別法である.ピオシン型が最少の時間,費用,道具でもって,正確に実施できるために臨床検査室には最も適した方法と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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