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技術講座 生化学
血清ビリルビンの定量法
著者: 山田正明1
所属機関: 1国立がんセンター臨床検査部
ページ範囲:P.548 - P.556
文献購入ページに移動 測定法の概要
1883年にEhrlich1)が尿ビリルビンの検出にジアゾ試薬(スルファニル酸と亜硝酸ナトリウムの塩酸溶液)を応用したのがビリルビン測定の始まりで,その後,Hijmans van den Bergh2)が,このジアゾ試薬を血清ビリルビンの定性検査に導入し,血清にジアゾ試薬を加えただけで反応する抱合型の直接ビリルビンとジアゾ反応促進剤であるエタノールを加えてはじめて反応する非抱合型の間接ビリルビンに分別した.
それ以来,このジアゾ試薬を用いてのジアゾ反応による多くの改良法が報告され,現在では日常のビリルビン定量にジアゾ反応を用いての方法がかなり広く普及している.
1883年にEhrlich1)が尿ビリルビンの検出にジアゾ試薬(スルファニル酸と亜硝酸ナトリウムの塩酸溶液)を応用したのがビリルビン測定の始まりで,その後,Hijmans van den Bergh2)が,このジアゾ試薬を血清ビリルビンの定性検査に導入し,血清にジアゾ試薬を加えただけで反応する抱合型の直接ビリルビンとジアゾ反応促進剤であるエタノールを加えてはじめて反応する非抱合型の間接ビリルビンに分別した.
それ以来,このジアゾ試薬を用いてのジアゾ反応による多くの改良法が報告され,現在では日常のビリルビン定量にジアゾ反応を用いての方法がかなり広く普及している.
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