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文献詳細

雑誌文献

検査と技術8巻7号

1980年07月発行

文献概要

技術講座 細菌

ブルセラ属の分離と同定

著者: 伊佐山康郎1

所属機関: 1農林水産省家畜衛生試験場研究第1部細菌第1研究室

ページ範囲:P.557 - P.562

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 ブルセラ症の歴史は大変古いが,戦後世界の国国や一部の地域では,家畜と動物が濃厚感染しており,これらが人への感染源となっている事実が明らかとなった.このような事情でFAO/WHOブルセラ専門委員会が組織され,委員会は国際的に統一された規準の下で本症の防圧に努めることとし,疫学,診断,分類学及び予防法の検討を開始した.
 菌の分類では本症の起因菌種,型とのかかわりを重視した方法が歴史的にもとられてきた経緯があり,我が国のFAO/WHOブルセローシスセンター(家畜衛生試験場内)では,血清診断と同様に,菌の分離同定の術式も勧告の線で検討を進めてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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