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文献詳細

雑誌文献

検査と技術8巻7号

1980年07月発行

文献概要

マスターしよう基本操作

検査のための採血法

著者: 佐々木匡秀1 鎌田文子1

所属機関: 1川崎医療短期大学臨床検査科

ページ範囲:P.573 - P.580

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 臨床検査は検体の採取に始まり報告に終わる.この過程のどの操作段階もなおざりにはできないが,とりわけ採血業務は重大である.正しい採血,正しい処理が信頼性のある測定値に直結しているからである.
 一方,病める患者にとっては,採血ほど苦痛なものはない.できることなら採血なしで治療してもらいたいのが全患者の願いであろう.どうしても診断治療のために採血しなければならないのであれば,上手な人にゆだねたいのが人情である.事実,古今東西を通じ注射や採血のうまい人ほど患者に受けが良い.しかし,いかに採血の達人といえども,最初から上手であったわけでなく,たゆまない反復練習と長い経験の積み重ねによる結果であることは言うまでもない.
ここでは,採血の練習方法と基本操作を手順を追って解説する.1日も早く採血技術を修得され,患者から信頼される技師に成長されるよう願って止まない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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