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文献詳細

雑誌文献

検査と技術8巻9号

1980年09月発行

文献概要

技術講座 血液

凝固因子の吸着

著者: 相賀静子1

所属機関: 1国立病院医療センター臨床検査科

ページ範囲:P.750 - P.752

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 凝固因子の吸着剤はその目的に応じて用いられる.吸着剤はいずれも水に不溶の物質である.現在,市販の各因子製剤が多くあるのであまり実施することがない.しかし,これらの製剤は高価であり,常時たくさんストックすることは期限の問題,患者が未知数なこともあり,経済的にもなかなか難しい。PT,PTT(APTT)値に異常のあるようなときには,粉末の吸着剤が手元に用意してあると特定因子欠損血漿を作ることができ,時間的に多少手間がかかるが,簡単に異常因子を確認することができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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