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技術講座 血液
凝固因子の吸着
著者: 相賀静子1
所属機関: 1国立病院医療センター臨床検査科
ページ範囲:P.750 - P.752
文献購入ページに移動 凝固因子の吸着剤はその目的に応じて用いられる.吸着剤はいずれも水に不溶の物質である.現在,市販の各因子製剤が多くあるのであまり実施することがない.しかし,これらの製剤は高価であり,常時たくさんストックすることは期限の問題,患者が未知数なこともあり,経済的にもなかなか難しい。PT,PTT(APTT)値に異常のあるようなときには,粉末の吸着剤が手元に用意してあると特定因子欠損血漿を作ることができ,時間的に多少手間がかかるが,簡単に異常因子を確認することができる.
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