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知っておきたい検査機器
生物学用安全キャビネット
著者: 日野茂男1
所属機関: 1長崎大学細菌学教室
ページ範囲:P.786 - P.789
文献購入ページに移動 病原微生物を含む材料の取り扱いから生じうる実験室感染・院内感染の歴史は古く,これらの感染事故の主たるルートは接触・エアロゾル・誤飲などであるが,エアロゾル感染の頻度が最も高いと考えられている.生物学用安全キャビネットは汚染エアロゾルを作業域に封じ込めることを目的とした設備の一つであるが,実験・検査室全体の安全性を高めるための一手段にすぎず,正しい使用法をマスターすることが大切である.
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