文献詳細
文献概要
マスターしよう基本操作
螢光顕微鏡の扱い方—(落射型,透過型)
著者: 山屋駿一1 菅原孝雄1
所属機関: 1国立予防衛生研究所細菌第2部
ページ範囲:P.45 - P.52
文献購入ページに移動 螢光抗体法では,通常目的とする螢光が極めて微量であるため,高精度の螢光顕微鏡を使用する.また螢光色素は励起光を照射した状態では速やかに退色するので顕微鏡操作は迅速,正確でなければならない.そのため,螢光抗体法の判定は難しいと思われがちであるが,最近の螢光顕微鏡は非常に操作性が良いため誰でも迅速,正確な取り扱いが可能だと思われる.螢光顕微鏡は,照明方法の相違によって落射型と透過型(及び兼用型)とに分けられるが,国産品では日本光学とオリンパス光学からそれぞれの製品が市販され,千代田光学から透過型が市販されている,落射型と透過型とでは取り扱い方が異なるので,それぞれについて解説する.
掲載誌情報