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マスターしよう基本操作
医学写真の撮り方—剖検及び手術材料
著者: 渡辺信1 浦野順文1
所属機関: 1神戸大学医学部第一病理学教室
ページ範囲:P.897 - P.904
文献購入ページに移動近年,コピー機の普及により胃などの手術材料はコピーで記録するほうが早いし,また扱いやすい点も多くあるが,出来具合いはコピーよりはやはり写真のほうが勝る.記録用の写真としては,材料の番号が必要であり,また顕微鏡所見と肉眼所見を対比するという意味からも,ポイントを押えた写真と同時に,全体像の分かる写真も必要となる.臓器によっては,固定により病変が分かりにくくなるもの,逆に分かりやすくなるものがあるので,出来れば固定前と後との2同写真を撮ることが望ましい.特に固定後の写真は,新しい割面を撮ると鮮明な写真が得られる.
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