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第10回国際脳波臨床神経生理学会は本年9月13日より18日まで京都国際会館で開催された.53か国より約1,500名の参加者があり,主催国の日本が約半数であったのは当然であるが,会場ではむしろ外人のほうが目立つ感じで,著明な学者を囲んであちこちで談笑している情景は国際学会ならではのものであった.
山の緑と広い池に面した落着いた会場に静かに琴の音が流れたあと,本誌にも関係の深い虎の門病院の江部先生が簡潔に開会宣言をされ,東京医歯大の島薗先生ほかの挨拶があったが,Naquet会長はとかく儀礼的になりがちなこの種のスピーチとしては異例と思われるほど,日本の臨床神経生理学の業績について述べられた.この学会を我が国で主催して先輩方の恩に報いたいという学会関係者の10年以上に及ぶ悲願が成就した日であるだけに,Naquet会長の配慮は日本人参加者の胸にしみるものがあった.
山の緑と広い池に面した落着いた会場に静かに琴の音が流れたあと,本誌にも関係の深い虎の門病院の江部先生が簡潔に開会宣言をされ,東京医歯大の島薗先生ほかの挨拶があったが,Naquet会長はとかく儀礼的になりがちなこの種のスピーチとしては異例と思われるほど,日本の臨床神経生理学の業績について述べられた.この学会を我が国で主催して先輩方の恩に報いたいという学会関係者の10年以上に及ぶ悲願が成就した日であるだけに,Naquet会長の配慮は日本人参加者の胸にしみるものがあった.
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