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知っておきたい検査機器
Nomarski微分干渉顕微鏡
著者: 川島徹1 立花勇一1
所属機関: 1順天堂大学病院中央臨床検査室
ページ範囲:P.985 - P.989
文献購入ページに移動 Nomarski型微分干渉顕微鏡は,1965年〜1967年にかけて,G.Nomarskiによって開発された顕微鏡であり,日常検査で使用されている光学顕微鏡に,DICレンズと呼ばれる対物レンズと,特殊コンデンサー及び2枚の偏光板を取り付けることにより,通常の光学顕微鏡に比較し,深度のあるハイコントラストな像が得られる.
Nomarski型顕微鏡には,鉱物の観察に用いられる落射型と,培養細胞観察等に使われている透過型とがある.この透過型Nomarski装置は,臨床検査における各種形態学検査への有用性を認め得るのでここに紹介する.
Nomarski型顕微鏡には,鉱物の観察に用いられる落射型と,培養細胞観察等に使われている透過型とがある.この透過型Nomarski装置は,臨床検査における各種形態学検査への有用性を認め得るのでここに紹介する.
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