icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術9巻12号

1981年12月発行

文献概要

知っておきたい検査機器

Nomarski微分干渉顕微鏡

著者: 川島徹1 立花勇一1

所属機関: 1順天堂大学病院中央臨床検査室

ページ範囲:P.985 - P.989

文献購入ページに移動
 Nomarski型微分干渉顕微鏡は,1965年〜1967年にかけて,G.Nomarskiによって開発された顕微鏡であり,日常検査で使用されている光学顕微鏡に,DICレンズと呼ばれる対物レンズと,特殊コンデンサー及び2枚の偏光板を取り付けることにより,通常の光学顕微鏡に比較し,深度のあるハイコントラストな像が得られる.
 Nomarski型顕微鏡には,鉱物の観察に用いられる落射型と,培養細胞観察等に使われている透過型とがある.この透過型Nomarski装置は,臨床検査における各種形態学検査への有用性を認め得るのでここに紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?