文献詳細
文献概要
トピックス
ヒト由来酵素標準物質の作製研究
著者: 中山年正1
所属機関: 1虎の門病院
ページ範囲:P.995 - P.995
文献購入ページに移動純粋な物質は当然検量の標準物質としてすべての分析の基準となるものであるが,そのほか,他の施設で測定した値の正確さの確認の尺度として,また,新しい分析方法の研究や,サーベイなどの検査室間,品質管理としての検査室内管理に有用な尺度となるものである.しかし,酵素は動物由来のものはヒトと種々の点で性状を異にし,また,精製純化し結晶化しうるような純粋な酵素標品の作製は今や容易なものとなっているが,活性が完全に回収され,それが元来の性状を保持しているか否かについては多くの疑問が投げかけられおり,この種の研究は世界的にも研究が少ない.
掲載誌情報