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文献詳細

雑誌文献

検査と技術9巻2号

1981年02月発行

マスターしよう基本操作

RPR Circle Card tests

著者: 松永欣也1 村田紀代美1

所属機関: 1大阪府立万代診療所

ページ範囲:P.181 - P.188

文献概要

 梅毒血清反応のうち,1963年Portnoyらにより開発されたrapid plasma reagin circle card testsは,通常RPRまたはRPRCTと呼ばれている.この検査に必要な器具,材料は,水平回転器とコントロール血清以外はすべてキット化されている.その上,検査血清を不活化する必要もなく,血漿でも検査できるなど迅速性に優れ,操作が簡易であるため,緊急検査を中心に普及し,現在では多数の検査室で日常検査として実施されている.RPRCTは,鋭敏度も特異度も,我が国で最も多く採用されているガラス板法に匹敵すると言われている.
 RPRCTのキットは,外国製のもの(図1)が市販されていたが,現在では国産のもの(図2〜5)が市販されており,このほうが多く使用されている.しかし,表のように操作法などが多少異なるので,使用する際には添付された使用書をよく参照する.ここではHynson,Westcott & Dunning社製のキットに従って記載する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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