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pro-ACTH:肺癌のマーカー
著者: 中山年正1
所属機関: 1虎の門病院
ページ範囲:P.203 - P.203
文献購入ページに移動こうしたなかで,肺癌はしばしばトピックス的に種々の異常な所見を示すことで生化学検査上注目されてきた.胎盤類似のアルカリホスファターゼ(Regan,Nagoisoenzyme),唾液腺性アミラーゼなどの特殊な症例をはじめ,日常検査からもカルシウム高値,LDH5産生性肺癌などのほか,最近ではCEAやα-FPなどの癌胎児性抗原や各種のホルモン(カルチトニン,ADH,HCG,ACTHなど)が異常を示すことがあり,ホルモンにしても生化学検査にしても肺癌の多様性が常に問題とされてきた.
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