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知っておきたい検査機器
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形態学では細胞を本来の姿に最も近い状態で観察することが大切である.固定や染色によって人工的な変形を生ずる恐れのある場合には未固定,未染色の標本,すなわち細胞を生きた状態で観察するために位相差顕微鏡がよく用いられる.最近,微分干渉顕微鏡を用いた血球観察の報告が増えつつあるが,位相差顕微鏡とは一味違った像が得られ,特に電子顕微鏡のシャドウイングに類似した浮き彫り像は赤血球形態の観察に適しており,今後適用範囲の拡大と普及が期待される顕微鏡である.
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