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文献詳細

雑誌文献

検査と技術9巻4号

1981年04月発行

文献概要

コーヒーブレイク

病理検査室に最低限必要なもの

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.330 - P.330

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 最近は中央検査部の中に含まれていた病理検査室が独立する傾向にある.病院の診療活動の中で手術・生検材料の検索,剖検,それと関連した手術材料のカンファランス,CPC(剖検症例の臨床家との検討)など独自の活動分野があるために独立するようになった.この独立した病理部はまだ歴史が新しいので,いくつかの問題点を抱えている.
 まず第一に病理部に必要な基準面積が決まっていない.最近も新しくできる病院の病理部の設置に関して相談を受けることがあったり,新しい病院を見学することがあって,この問題を痛感する.例えば大学病院の病理検査室が廊下の一部を仕切ったような,うなぎの寝床のようなところで病理検査室の活動が営まれているような所もある.したがってこのような状態しか知らないような環境で育った医師たちは,病理はそれでよいと思うようになってしまうので,それが病院設計にも反映されるのではないかと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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