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糸球体腎炎と免疫複合体
著者: 菅原孝雄1
所属機関: 1国立予防衛生研究所
ページ範囲:P.344 - P.344
文献購入ページに移動 免疫複合体(immun complexes;ICs)と腎臓病症候群の関連は,SLE,HBs及び梅毒で注目されている.梅毒性糸球体腎炎は,Treponema pallidum(TP)とその抗体によって形成されるICsが,糸球体に貯蔵されて起こるもので,二期梅毒の患者に多くみられる.
ICsは腎臓バイオプシーによって得た検体を,電子顕微鏡や螢光抗体法で調べることにより証明が可能である.ICsを形成する免疫グロブリンはIgGとIgMであることが知られ,この他,C3成分の存在も確かめらている1).
ICsは腎臓バイオプシーによって得た検体を,電子顕微鏡や螢光抗体法で調べることにより証明が可能である.ICsを形成する免疫グロブリンはIgGとIgMであることが知られ,この他,C3成分の存在も確かめらている1).
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