文献詳細
文献概要
検査を築いた人びと
細菌検査法の基礎を作ったローベルト・コッホ
著者: 酒井シヅ1
所属機関: 1順天堂大学医史学
ページ範囲:P.353 - P.353
文献購入ページに移動 細菌学が医学の新しい分野として登場したのは18世紀の後半であり,その歴史はまだ100年と少しである.その新しい学問を生み,育てるのに決定的な役割を果たしたのがローベルト・コッホ(1843〜1910)である.
コッホの父は鉱山監督官であったが,13人兄妹の大家族のため,きわめて質素な生活を送っていた.両親はローベルトを商人にしようと考えていたが,船医になり,世界を回ることを夢見ていたローベルトはゲッチンゲン大学医学部に入学,1866年に卒業した.
コッホの父は鉱山監督官であったが,13人兄妹の大家族のため,きわめて質素な生活を送っていた.両親はローベルトを商人にしようと考えていたが,船医になり,世界を回ることを夢見ていたローベルトはゲッチンゲン大学医学部に入学,1866年に卒業した.
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