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知っておきたい検査機器
文献概要
最近の臨床検査機器の進歩の中で特に顕著なのは,専用分析機器の開発と普及であろう.これはある成分を専門に,簡易,自動測定する機器で,最も広く普及しているのは電気分析の理論を応用したものである.この中でまた盛んなのはイオンセンサーを応用した機器である.今や血液ガス成分,Na,K,Cl,Ca2+,Mg2+などの無機成分のほかに,固定化酵素を併用して,グルコース,尿素窒素などの測定が,全血を利用して簡易に分析でき,リアルタイムの機器として広く実地診療に用いられている.
そして最近,画期的な機器としてクーロメトリーを応用した,Ferro-Chemが登場した.これは血清鉄及び総鉄結合能を,従来に比べて極めて微量の血清を用いて,簡易,迅速に測定する機器で,登場間もなく急速に普及しつつある.これは米国のESA(Enviromental Science Associates)社によって開発されたもので,以下その概要を説明する.
そして最近,画期的な機器としてクーロメトリーを応用した,Ferro-Chemが登場した.これは血清鉄及び総鉄結合能を,従来に比べて極めて微量の血清を用いて,簡易,迅速に測定する機器で,登場間もなく急速に普及しつつある.これは米国のESA(Enviromental Science Associates)社によって開発されたもので,以下その概要を説明する.
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