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血小板吸着—レファレンスコントロールにおける誤差の原因
著者: 猪狩淳1
所属機関: 1順天堂大学臨床病理
ページ範囲:P.372 - P.374
文献購入ページに移動 血小板のレファレンスコントロールを作製するには,通常グルタルアルデヒドを用いているが,血小板の膜を化学的に交差結合する物質により強くすることが必要である.この反応は血小板をプラスチックの,あるいはガラスの表面に強く吸着させる.市販されているレファレンスコントロール物質を調べると,計算容器への(血小板の)吸着が示された.表面活性剤は吸着を阻止するが,大きさを有意に減少させる原因となる.ポリエチレングリコールが(測定機器の)伝導度を変えることなしに,吸着を阻止することが出来る.
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