文献詳細
知っておきたい検査機器
文献概要
1.ベクトル心電図とは1)
ベクトル心電図法とは,1936年ドイツのSchellongにより初めて臨床に導入された方法で,心起電力の変化を立体的に表現するために考案された.心臓は立体的な構造物であるから,その興奮により作られる電気変化も当然立体的に変動する.
一般に,大きさのみを持つ力学的な量をスカラーといい,大きさと方向を持つ力学的量をベクトルという.通常の心電図は,振幅の経時変化の記録であり,大きさのみを持っているからスカラー心電図と呼ばれる.これに対し,ベクトル心電図では,大きさと方向が表現されている.
ベクトル心電図法とは,1936年ドイツのSchellongにより初めて臨床に導入された方法で,心起電力の変化を立体的に表現するために考案された.心臓は立体的な構造物であるから,その興奮により作られる電気変化も当然立体的に変動する.
一般に,大きさのみを持つ力学的な量をスカラーといい,大きさと方向を持つ力学的量をベクトルという.通常の心電図は,振幅の経時変化の記録であり,大きさのみを持っているからスカラー心電図と呼ばれる.これに対し,ベクトル心電図では,大きさと方向が表現されている.
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