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ペニシリン剤,セファロスポリン剤耐性肺炎球菌
著者: 小栗豊子1
所属機関: 1順大中検
ページ範囲:P.477 - P.477
文献購入ページに移動 近年,グラム陽性菌による感染症は減少し,グラム陰性杆菌による感染症の増加が指摘されている.しかしながら,肺炎球菌による感染症は現在でも決して少なくない.特に2歳未満の小児,高齢者では本菌種による感染症の重症例が多く,死亡率も高いことが報告されている.
一方,肺炎球菌の各種抗生物質に対する感受性をみると,テトラサイクリン剤耐性株は,かなりの頻度(約65%)に認められ,クロラムフェニコール耐性株も多い(約48%).また,マクロライド耐性(約5%),リンコマイシン耐性(約2%)も認められる.そして現在では本菌種が最も耐性菌が出現しにくいとされていたペニシリン剤,セファロスポリン剤耐性株が報告されている.
一方,肺炎球菌の各種抗生物質に対する感受性をみると,テトラサイクリン剤耐性株は,かなりの頻度(約65%)に認められ,クロラムフェニコール耐性株も多い(約48%).また,マクロライド耐性(約5%),リンコマイシン耐性(約2%)も認められる.そして現在では本菌種が最も耐性菌が出現しにくいとされていたペニシリン剤,セファロスポリン剤耐性株が報告されている.
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